厚労省は、新型コロナウイルスに感染症専門家会議からの提言を踏まえ、お一人おひとりの「新しい生活様式」なる基本的感染対策を発表しております。
これについて、私の考え方をお話したいと思います。
発表したのはこちらになります。
まだ(3)、(4)もありますが、今回は(1)(2)についてお話します。
(1)の感染防止の3つの基本について
人との間隔はできるだけ2m(最低1m)
厚労省や政府は、感染予防の要として密を避けるとずっと言い続けてきました。
その通りだと思います。と言いたいところですが、この距離が感染を予防するという根拠は本当にあるのでしょうか。
そして2m(最低1m)とした理由が知りたいです。
何故ならもしもそれが本当であるなら、満員電車や人の多く集中する場所では政府として何らかの対策を講じているはずだからです。
会話をする際は、可能な限り真正面を避ける。
これは会話により唾が飛ぶ意味ではその通りかと思います。
しかし、相手が感染していないのであれば問題ありません。
たとえ他人だとしても、相手をバイキン扱いするような態度は絶対に避けなければなりません。
症状がなくてもマスクを付ける
そもそも感染していなければマスクを付ける必要はありません。
感染していない=ウイルスを持っていない、のですから感染を広げるはずがありません。
感染症に掛かっていて、感染させるだけのウイルス量を持っていなければ感染させることは普通ありません。しかし、暴露される対象が何らかの免疫低下がある場合はそうではない場合があります。
したがって、感染を疑う症状(発熱、咳、くしゃみ等)のある方、免疫力が低下する疾患をお持ちの方がマスクをするのは有効だと考えます。
マスクには感染を予防する効果があると思われがちですが、実は感染を予防するといったデータはないのです。
なので、マスクをしていない方を白い目で見たり、敬遠するような態度をとっている方はただの無知な人になります。
現に世界全体がマスク着用を提唱し一部の国では強制までをしていながら、感染は収まるどころが広がる一方なのが何よりの証拠です。
すでにイギリスはマスク着用の義務を廃止し、ワクチンの接種証明の提示を廃止しましたね。
家に帰ったら手や顔を洗う。
これは有効ですね。感染症は手からの感染が多いので手洗いは有効です。
今はハンドソープなどが手に入りやすいですが、無くても流水で綺麗に洗い流せば効果があります。
大切なのは希釈することなので、時間をかけて洗い流しましょう。
帰宅したらシャワーも効果的です。
他にうがいやできれば鼻洗いなども効果があります。
移動に関して
感染が流行っている地域といっても、すでに全国に広がっていますのでこれは不可能です。
まったく意味がありません。
誰と会ったとかアプリとかは感染が広がってなければ意味があるでしょうが、すでに全国的に広がった今となればまったく無意味です。
しかも現在、無料PCR検査を受けに列を作り並んでいます。
これこそ感染のリスクになりかねません。
ひょっとして感染しているかもといって集まっているのですから。
わざわざ感染するために出かけているようなものです。
これは止めるべきです。
(2)日常生活を営む上での基本的生活様式
まめに手洗い、手指消毒
自宅での生活では、流水の手洗いだけでも十分です。
あまり厳密にやりすぎることで、返って免疫力を落とすことになります。
無菌状態に置かれれば、身体はそれに慣れてしまい戦わない兵士(免疫)ばかりになっていきます。
常に戦闘体制にある兵士がいることで、いつでもどんな病原体にもすぐに対応できるようになるのです。
私たちは口から物を食べます。物には菌やウイルスがいっぱいいるのです。
しかし、いちいち感染していれば物を食べることが出来ません。
赤ちゃんは物をなめる、床を這う、指をしゃぶるなどを繰り返し、免疫力を鍛え免疫のメモリーを蓄えながら成長していくのです。
だから人間は、100歳まで生き続けられるのです。
こまめに換気
換気して空気の入れ替えをすることは良いことです。空気中にはホコリやダニの死骸など、菌にウイルスなども浮遊しているでしょうから。
しかし、換気のため窓を開けたままにして部屋を寒くしてはいけません。
体温を下げ、免疫力を落とすことになるほか、温度、湿度を下げると逆にウイルスが活性化します。
換気をするのであれば、部屋の温度が下がらないようにし、冬場の湿度もできれば40%くらいを確保するくらいにしたいものです。
窓を開けっ放しで寒い中食事したり、部屋で過ごすことは返って感染しやすい環境にしてしまうので注意しましょう。
3密の回避
社会全体を完全に止めない限り無理です。そんなことは到底無理なので意味がありません。
仮に一時的に社会全体を止めても、ずっと止めることは出来ないのでウイルスが消滅しない限り無理だということです。
今までも緊急事態宣言により社会を完全とはいわずに止めましたが、効果は一時的で今も現に感染は広がる一方です。過去2年間の過程を振り返れば、いかに間違った方法であったかがお分かりいただけるでしょう。
健康管理
実はこれが一番大切です。自分の健康状態を管理することが一番の感染予防です。
適度な運動と栄養価のある食事、そして規則正しい生活習慣です。
よく笑い、感情を表現し、ストレスを溜めない。
しかし残念なことに、マスクをすることで皆さん無表情。恐らく口は開き、唾液の分泌も悪くなって口臭の原因にもなっているはずです。
これでは完全に免疫力を下げています。健康な人は、外出先でもどこでもマスクをする必要がありません。
特に子どもたちにマスクを付けさせるのは、脳への発達障害を招き良くありません。
健康チェック
毎朝の体温測定を推奨されてますが、発熱があるときはご自身でわかるはずです。
しかし、ご自身で体調不良を訴えられない方については、ご家族や第3者の支援が必要です。
風邪症状や体調がよくないなぁと感じる場合は、無理せず自宅で療養しましょう。
これで良いと思います。
(3)以降について
色々細かく書いてありますが、あまり神経質になる必要はないと思います。
買い物に出かけても良いですし、スポーツや娯楽も楽しんで良いでしょう。
何せ、症状のある方が感染源です。
症状のない方が人に移すだけのウイルス量を持っているとは到底考えられません。
最後に
新型コロナウイルスは、もともとは風邪のウイルスです。
今まで人類は、ウイルスや病原菌にされされ感染を繰返しながら、自己免疫抗体により生き残ってきたのです。
先程赤ちゃんのお話をしましたが、いつも感染源に暴露されながら強くなっていくのです。
私は医療従事者でしたので、様々なウイルスや病原菌にさらされてきました。
すでに沢山の抗体を取得したのか、15年以上風邪一つ引いたことがありません。
毎日インフルエンザの患者さんとも接触し、もちろん患者さんの身体に触れたり、会話も当然ながらしてきました。
嘘のようにインフルエンザにも掛かったことがありません。
それは仕事柄、毎日免疫という兵隊さんを訓練してきた賜物だと思っています。
厚労省の見解
厚労省に以下の件に関して電話で聞いてみました。
1.人との間隔は2m。最低1mとしているが、科学的根拠となるものはあるのか?
根拠となる文献、論文を厚労省は持っていません。すべて専門家からの提唱だそうです。
2.マスクの有効性とそのデータを持っているのか?
こちらも根拠となる文献、論文を厚労省は持っていません。すべて専門家からの提唱ですでした。
3.PCR検査陽性がコロナウイルス感染陽性とするのは正しいのか?
PCR検査陽性が新型コロナウイルス感染者とするのは医師の判断である。
厚労省としてはわからない。
感染とはウイルスが細胞に侵入して初めて感染なのです。
PCR検査では、ウイルスが細胞内に侵入したかどうかまではわかりません。
現在この感染症は、新型コロナウイルスは感染症法の「新型インフルエンザ等感染症」になっています。
症状からしてたとえ医師が他の疾患を疑っても、PCR検査が陽性と出てしまった以上は新型コロナウイルスの陽性者となってしまうというおかしなことが起こっています。
厚労省の専門家のお話になりますが、距離2mにせよマスクにせよ感染を予防するといったデータは持っていないでしょうし、専門家の根拠のない解釈だと言わざるを得ません。
もしあるのであればどなたか教えて下さい。
お名前を出して申し訳ないのですが、大阪大学医学部の忽那賢志先生が、JNNのインタビューでマスクの有効性についてお話されています。
医師の中でも意見が分かれる新型コロナウイルス感染症の対策ですが、忽那先生は現在行われているの政府の対策の意見を提唱する医師です。
個人的に、マスクに関しての見解は納得する内容でしたのでご紹介しました。